夏休みわず

仕事で夏休みをもらえたので、ぼちぼち満喫できた。地元に帰るつもりではなかったので、関西にいても普段会っていない人と会うことに。


大学を卒業以来会っておらず、いつの間にか先生になっていて、日本で最先端の研究をしている友達は相変わらずかっこよかった。そしておれは新歓コンパで潰れる大学1年生のごとく潰れた。終電で帰るつもりが、タクシーに放りこんでもらって帰宅するという恥ずかしい展開に!

両親が神戸出身なので、神戸の親戚に結婚報告をした。いとこの中では最年少なので、あんなに小さかったおれが28歳、サラリーマン5年目、マンションを購入、結婚予定という状況に感慨深いものを感じてもらえた。

そしてジオシティーズ時代のページを15年ぐらい前から読み続けてくれて、高速バスの休憩所で奇跡的に発見してくれた方と会った。おれを見つけてくれた瞬間、彼は「繋がった!」と思ってくれたらしい。これぞインターネットが生活の一部になっているおれたち世代。この奇跡で人生をさらにおもしろくしなければ。


おれは中学2年まで海外で過ごすことが多かったし、その間に祖父母を全員亡くしたのでばーちゃんの妹2人(大叔母さん)がばーちゃん的存在だった。その2人が数年前から入院しており、お見舞いにいった。青春18きっぷで旅をしていた時に遊びにいくと大きな笑顔で迎えてくれた2人だけど、もうおれが誰かと認識できるかできないかという状況だった。2年前に会った時より状況は深刻化していると聞いていたのである程度は覚悟をしていたけど、いざ会うと辛かった。

そして大叔父さんが「これまでいろんな病院を転々としてきたけど、ここが最後の入院先になりそうや」と笑顔で話してくれたけど、敢えて笑顔で話してくれたのかな。幼い頃に神戸は親戚に会いに行く場所だったから、温かい思い出ばかりのほっとする場所だけど・・・また会いに行こう。

81歳の大叔父さんは戦争を経験していて、色々な話をしてくれた。戦後に学校で教わる授業はそれまでと180度も違うことだったり、戦中の話も。誰かの話を又聞きしたり、本やネットで調べるのも有意義だけど、自分が直接聞かせてもらうのが最も体にしみ込むのかな。帰りの電車から見えた景色は曇り空であんまきれいじゃなかったけど、青春18きっぷで旅してた頃を少し思い出せてほっとした。


大切な人を3人亡くし、今回の対面が最後かもしれないって思うこと、そのひと時を、その人を凄く大事にしなければと思わせてくれた今年の夏だった。だからこそ多くの人に会い続けて、その関係を大切にしたい。

0 件のコメント :

コメントを投稿