IELTSとTOEFLの試験まで1か月半で取り組んで気づいた英語勉強法

私、帰国子女です。幼稚園~中学時代に計7年間アメリカンスクールで教育を受け、ネイティブ発音で英語を話せます。高校と大学は日本で通いました。んで仕事では海外とのやり取り担当です。

とはいえIELTSやTOEFLで出題される英語のレベルは中学時代にアメリカンスクールで学んだレベルより高い。仕事で海外とやり取りするとは言っても、定型文なやり取りが多い。英語力をそこそこに維持はできているかもだけど、選択問題ばかりのTOEICや英検とは違い、記述式問題があるIELTSとTOEFLのハードルは想像以上に高いので準備が必要だ。

長らく英語のある暮らしをしてきたので基礎的な能力は身についているつもりだったけど、この"つもり"が問題となる。自分の非力さをなかなか認められない、同じような帰国子女も多いのでは。そりゃリスニングとスピーキングの時に頭を英語モードに切り替えるのは帰国子女の武器だと思うけど、切り替えたところで肝心の単語が出てこないと意味がない。そんなわけで以下の勉強法が少しでも役に立てばうれしいです、特に帰国子女。


リーディング
とにかく単語。意味がわからない単語があっても文章全体を読んでいれば何となく意味がわかるし、問題も解けると思う。でも高得点を狙うなら「文章全体を読んで理解する」時間すらもったいない。単語が分かればスイスイ解けて、後からチェックする時間的な余裕ができる。あと精神的にも余裕ができて、高校や大学受験の現代文と同じような感覚で、つまりは母国語で問題と向き合う感覚になれる。さすがに受験で現代文の問題文を読むときに理解不能な単語があった人はいないはず。

先に問題を読むとか、選択問題のうち半分は簡単にナシと判別できるとか小手先系のテクニックに取り組む前にとにかく単語だ。わからない単語があれば辞書で調べる、今では辞書アプリという最強のツールがあるから類義語とかもすぐに見つかる。それをノートに書いて、ついでに自分なりにその単語を使った文章を書く。おれは1回しか書かなかったけど、10回ぐらい文章を書けばもっと効率的に身についていたと思う。


リスニング
聞きまくること。過去問をたくさん解いて会話スピードに慣れるのは大事だろうけど、過去問だけを聞いてるとつまんないので自分が好きなジャンルのポッドキャストを通勤中とかに聞くのがいいと思う。日常生活の中でストレスにならないように英語との接点を増やすこと。

多方面でオススメされるBBCニュースはたしかに綺麗かつ正確な英語なので教材にはもってこいだと思ったけど、世界情勢が緊張しているタイミングだったためか暗いニュースばかりだったのでおれには合いませんでした。とりあえず海外サッカーとかスポーツビジネス系のを聞き、情報収集の一環にもなって一石二鳥だった。


スピーキング
問題文を読んだり聞いて、60秒以内で説明せよというのならその通り練習すればいいだけ。ケータイのタイマー機能を使って練習しまくることが大事かと。帰国子女だから英語で話すのは得意だとしても、それは日常会話であって試験英語ではないはず。サッカーのリフティングがうまくても試合に役立つ技術じゃないと給料もらえないのと一緒。


ライティング
最も時間と金をかけて取り組んだけどIELTSとTOEFLの両方で点数に結びつかなかったのがライティング。途中から「型」を理解して書けるようになってきた手ごたえはあったけど、あくまでも手ごたえでしかなかった。試験で点数を取るためには模範解答を体で覚えるのが最適のはず。だってそれが答えなんだし。

IELTSで7.5レベルの模範解答を見るより、どうせなら8.5レベルの模範解答を真似が方がお得だし、TOEFLでも同じかと。特におれの場合は80点を目標にしても70点ぐらいしか取れないことが多いので、80点が目標点なら100点を目指すのが確実だと再認識した。自分の性格における根本的な問題なんだろうけど、ミッションは自分の性格を直すことじゃなくて点数を取ることだからね。


仕事をしながら勉強時間を確保するのは大変だ。自分の場合は夜勤もあったり、定時で上がる予定だったのに非常事態が発生することもあるので予備校に通う選択はなかった。だからこそ自腹で予備校に通ってまで勉強するサラリーマンの覚悟はすごいと思った。

実際、帰国子女じゃない大学の同級生が仕事をしながら予備校に通って1年ぐらいでIELTS 7.5をゲットしてアメリカで修行中というのを知った時にそのパワーに脱帽した。と同時に英語のベースがある自分が怠けてどうすんだと勝手に奮起させてもらった。ありがとう。

つきましては以上です。やる気さえあれば夜勤明けで頭がボーっとしていても、その時なりに勉強はできるもんだった。やる気が見つからない人、わいてこないひとはやる気の源を探すために人に会う、本を読む、どこかに出かけてみてはどうだろう。ネットでテンションが上がる記事を読むよりも、体で感じた方が効果は高いので。


あ、それとキャリアアップのために資格を取るなら、その分野の最強クラスじゃないと大した価値にならないことに気が付けたことが今回の一番の発見だった。んで二番目の発見は「近道などない、いいからやれ」ということ。そりゃオススメの参考書とかはあるけど、そんなもんここで紹介するよりアマゾンで売れてるやつを徹底的にやれば力はつくっしょ。徹底的にやれば、というのが大前提。パワプロだって徹底的に練習したから猪狩守はカモになったわけだし、あーだこーだ言うのは徹底的に準備しまくってからにしようぜ。

あとは試験直前にカフェイン注入すんな、試験料が無駄になる。その試験料で叙々苑いけるぞ。

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